まぶたの”異常”な乾燥は老け顔を加速させる
まぶたが異常に乾燥して、カサカサになったり、かゆくなったりした経験がある方は要注意です。
私も同じような経験があります。
- 皮がぽろぽろ剥がれ落ち
- 洗顔したらぴりぴり痛い
- 化粧水はすべてがしみる
でも、鼻などのTゾーンは普通にテカってるような状態です。
ただでさえデリケートな顔の皮膚の中でも、目元は特に皮膚が薄くデリケートですが、その中でも最もデリケートだと言えるのがまぶたの皮膚です。
まぶたの皮膚は頬に比べると1/3ほどの薄さであるため、外部からの刺激にとても敏感です。
日常生活での紫外線などの刺激やメイク、クレンジングなどもとても敏感で刺激になりやすいのです。
そのまぶたの乾燥の保湿ケアは、やり方を間違えると余計に乾燥し、さらに真っ赤に腫れあがったり余計に悪化する可能性もあります。
ここでは、敏感でデリケートなまぶたの乾燥と対策方法について詳しく解説していきます。
まぶたが乾燥しやすい原因とは?
まぶたは皮膚が薄く、汗腺や皮脂腺というものがほとんどありません。汗をかいた時などによく注意して顔を触ると分かりますが、まぶたなどは濡れていない場合もあるほど。
普段からしっかりと保湿ケアをしていても、目元やまぶたが乾燥してしまうのはある程度は仕方のないこと。
また、汗腺や皮脂腺がほとんどないということは自分で肌を守る「皮脂膜」を作ることができないのです。皮脂膜は自らが作り出せる天然のスキンクリームで、お肌を外部刺激から守る役割をするのですが、それが果たせなくなるということです。
クレンジングや洗顔時は特に注意!
メイクを落とす時、メイクが落ちない部分はつい擦りすぎてゴシゴシしてしまいがちです。
擦り過ぎは肌を傷めてしまい乾燥の原因になります。クレンジングや洗顔料も洗浄力の強い界面活性剤が多く含まれたものなど使用していると、よけいな負担がかかり肌の乾燥に繋がります。
特に皮膚の薄い部分はその摩擦や洗顔料などの影響を最も受けやすいのです。
本来皮膚がもっているはずのバリア機能や保湿機能を自ら傷つけてしまっては、乾燥しやすくなるのは当然です。
まぶたの乾燥対策はクレンジンや洗顔・保湿ケアを一工夫
まぶたの乾燥が気になる時は、さきほど述べた原因を探り的確に対処していくことが重要です。
まずは「刺激をどれだけ低減出来るか」「保湿の仕方を間違わない!」ということを意識してスキンケア対策を行っていきましょう!
まずはクレンジング!肌に優しいクリームタイプがおすすめ
すぐにとれる対策としては、クレンジング方法を見直すことです。
まずは洗浄力が弱めのクレンジング剤を選ぶようにし、保湿成分をしっかりとキープしておくためには、お肌に優しいものを選ぶことが欠かせません。
おすすめは油分と界面活性剤のバランスのいいものが多いクリームタイプのクレンジング料です。
油分が多すぎず、少なすぎず、ほどほどのものなら、界面活性剤の量もほどよく、肌への負担が少なくなります。
また、クレンジング料はもともと肌に負担をかけるものだから、むしろ慎重になって。極端に安価なものは成分の質も不安なので避け、¥2,000以上を目安に選ぶと安心です。
落ちにくいマスカラなどは専用リムーバーで丁寧に
マスカラや口紅などを使ってメイクをしたときは、専用のリムーバーを使うのがベストです。
特に、ロングラスティング(落ちにくいとされている)のものなどを使ったときは必須でしょう。落ちの良さだけではなく、肌への負担を考えても専用のリムーバーを使ったほうがよいでしょう。
特に、マスカラはメーカーによってはフィルムで固める、ワックスで固める、シリコン樹脂で固める、等様々なケースが有り、作り方が異なります。
そのためリムーバーならどれでも落とせるとは限らないのです。では、落ちないときはどうすればいいのかというと、使っているマスカラと同じメーカーのリムーバーを使うのです。
メーカーは、自社ブランドのマスカラや口紅が落ちるかどうかでリムーバーを開発しているので、同一メーカーのものを使うのが無難ということです。これはファンデーションを落とす時と同じ理屈で、同一メーカーのクレンジング料がいちばんおすすめです。
もし、同一メーカーでリムーバーを作っていない場合でも、化粧品店や百貨店のカウンターで、使っているメイクアイテムを言って「それを落とすものをください」と一言伝えるだけで用意してくれるでしょう。
※肌に負担がかからない洗顔方法は以下の記事を参照に
ワセリンは一時的な保湿には効果的
刺激の少ない保湿剤といえば真っ先に思い浮かぶのがワセリンですね。
ワセリンには、皮膚をしっかりとコーティングして、水分が蒸発しないように守ってくれる効果があります。副作用が極めて少ない安全な成分であることから、お肌に不必要な刺激を与えることもありません。
また、皮膚の表面に留まってくれますので、まぶたのようなデリケートな部分にも使えるというのがメリットです。
しかし、ワセリンはあくまでも皮膚表面に油分の膜を張り、角質層の水分蒸発を防ぐに過ぎません。角質層自体の水分保持力を取り戻す効果はありませんので、ワセリンでは乾燥肌の改善は望めません。
一時的な対処法だという点を理解した上で使うようにするのがベストといえます。
まぶたの乾燥にはアイクリームでスペシャルケア
このようなまぶたや目元付近の乾燥は特別なケアが必要です。その他の顔のパーツとは別個に考えてケアをすることを意識しておきましょう。
その際に目元の薄く皮脂線が少ない皮膚構造に特化したスペシャルケアアイテムが「アイクリーム」です。
このアイクリームを上手く活用することで、まぶたの異常な乾燥の恐怖から逃れましょう。
昼間にもアイクリームを欠かさない
「私は日頃から年齢が出やすい目元にはアイクリームを使っているから乾燥知らず」という人もいかもしれません。
多くの人は朝と夜のスキンケア時にアイクリームを使っていると思いますが、実は日中が一番目元が乾燥状態になっています。
日中はアイメイクをしているからアイクリームなんて使えないですよね。でも付け方を少し工夫するだけで日中でもアイクリームをつけることができます。
日中のアイクリームのつけ方
- 薬指にアイクリームをつける
- 目の周りやまぶたをタッピングしながら丁寧に乗せていくイメージで
たったこれだけです。クリームを付ける時、どうしても指で擦ったりしてしまいますが、タッピングで乗せていくとメイクが崩れることもありません。
朝と夜のアイクリーム使い分けテクニック
アイクリームにもいろいろなテクスチャーがあり、特徴も様々です。それらを上手く近い分けることが効率よくまぶたの乾燥を防ぐことができます。
軽いものでもアイクリームはしっかりと保湿もしてくれますし、メイク崩れも起こしにくいです。
このナイトケアにアイクリームを使うだけでも、翌朝の乾燥はもちろん、目元のハリや印象がグッと明るくなりますよ♪
まとめ
- まぶたの”異常”な乾燥は老け顔を加速させる
- まぶたが乾燥する根本原因を知る
- まぶたの乾燥対策は普段のスキンケアに一工夫加える
- まぶたの乾燥にはアイクリームでスペシャルケアを
まぶたの乾燥の保湿ケアは、やり方を間違えると余計に乾燥し、さらに真っ赤に腫れあがったり余計に悪化する可能性もあり、老け顔の印象をさらに促進させる。
皮脂腺が少なく外部からの刺激に弱いまぶたの乾燥は、クレンジングなどの普段のスキンケアなどに潜んでいます。自分がどの原因を作り出しているか原因を把握することが大切。
まずは、クレンジングや洗顔などの刺激を与えがちなスキンケアの見直し。そして、常識的な保湿ケアに間違いがあることも。
とにかく低刺激&保湿に一手間を加えることが重要。
目元付近の乾燥は特別なケアが必要です。その他の顔のパーツとは別個に考えてケアをすることを意識しておきましょう。
目元の薄く皮脂線が少ない皮膚構造に特化したスペシャルケアアイテムが「アイクリーム」の活用で乾燥しらずの若々しい目元が実現します